自然素材
土、石、木、苔。それぞれの素材が持つ呼吸を活かしながら、庭に馴染む質感を丁寧に配合しています。
五つの素材
化粧砂利
粒の大きさを不揃いに選ぶことで、光の反射に自然な揺らぎが生まれます。粘土との配合で締まりを保ちながら、足裏に心地よい抵抗感を残す素材です。
苔と砂利
湿り気の残る場所では、砂利の隙間に苔がゆっくりと根づくよう間隔を調整します。年月をかけて緑が広がり、道そのものが庭の一部へと溶け込んでいきます。
焼き締め粘土
高温で焼き締めた粘土は、乾燥と共に生まれる細やかなひび割れそのものを景色として残します。均一さより、土が語る自然の割れ目を美しさとして扱います。
木と土の融合
古材や間伐材の木片を粘土に埋め込み、経年で風化する木目と、焼き締まる土の対比を楽しむ仕様です。歩くたびに二つの時間の流れを感じられます。
河原石の埋め込み
川で長い時間をかけて丸みを帯びた石を一つ一つ選び、粘土の中に沈めるように配置します。水の記憶を宿した石が、庭に静けさを添えてくれます。
素材と向き合う
私たちが選ぶ素材は、すべて土地の近くで採れるものを基本としています。遠くから運ばれた石よりも、庭の気候や光に馴染んだ素材のほうが、長い年月をかけて美しく変化していくからです。
乾燥、ひび割れ、苔の侵食——これらは欠点ではなく、素材が生きている証です。私たちは自然の変化を止めるのではなく、その変化ごと美しく設計することを大切にしています。
「土は、こちらの都合では動きません。土の声を聞きながら手を添えるだけです。ひび一つにも、その土地の乾き方が刻まれている。」
— 職人 / Clay Path Blend 工房主任